作り手と作品
グラス
倉敷ガラス(倉敷市)
小谷 栄次
アート
客室には岡山にゆかりのある作家のアートを
常時展示しています。
現在は荒川修作のリトグラフやエッチング、
シルクスクリーンの作品を鑑賞しながら
お部屋でお寛ぎいただけます。
作家や大原美術館の芸術をより深く
知って頂けますように、纏わる書籍、図録も
お部屋に常設しております。
知的好奇心の赴くままに心ゆくまで
アートをお楽しみください。
荒川修作と岡山の関係
荒川修作は1966年第7回現代日本美術展にて
大原美術館賞を受賞し、
後にその受賞作品
「The Diagram of meeting」が大原美術館に
収蔵され今なお展示されています。
詳細を見る
岡山県内の奈義町現代美術館では荒川修作と磯崎新の共作、「偏在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」という恒久的な建築物の作品を展示しています。この作品は奈義の龍安寺と呼ばれ、シリンダー状の部屋に龍安寺の石庭が両壁に設置され、訪れた者の感覚を錯乱し、刺激を与えるのと同時に荒川の唱える「生命の外在化」を体験できる貴重な場となっています。
倉敷で大原美術館を鑑賞し、奈義町現代美術館にも足を延ばして岡山アート巡りをしてみてはいかかでしょうか。
荒川修作略歴
1936年 | 愛知県に生まれる |
---|---|
1956年 | 武蔵野美術学校(現:武蔵野美術大学)入学、後に中退 |
1960年 | 篠原有司男、赤瀬川原平らとともにネオ・ダダイズム・オルガナイザーズを結成 |
1961年 | 渡米、ニューヨークに移住、以降活動の場となる |
1962年 | 詩人マドリン・ギンズと出会い、活動を共にし公私に渡るパートナーとなる |
1966年 | 第7回現代日本美術展出品、大原美術館賞受賞、以降第8回最優秀賞受賞 |
1970年 | 第35回ヴェネチアビエンナーレ展出品 |
1972年 | ベルリン市立美術館にて個展「意味のメカニズム」展開催 その後ヨーロッパ各地で巡回展が続く |
1982年 | 紺綬褒章受章 |
1986年 | 「前衛美術の日本1910-1970」展(ポンピドゥ・センター、フランス)出品、 文芸シュヴァリエ勲章(フランス)受章 |
1988年 | ベルギー批評家賞受賞 |
1991年 | 「荒川修作の実験展ー見る者がつくられる場」 (東京国立近代美術館、京都国立近代美術館) |
1997年 | 「宿命反転-死なないために」展(グッゲンハイム美術館ソーホー、アメリカ) カレッジ・アート・アソシエイション賞(アメリカ)受賞 |
2003年 | 紫綬褒章受章、第10回日本現代藝術振興賞受賞 |
2010年 | ニューヨークにて逝去(享年73歳)、旭日小綬賞受賞 |
お部屋の情報
お部屋ごとに異なるアート作品で迎える宿
倉敷、岡山にゆかりのある作家が生み出す工芸品が
宿の空間を演出し、
訪れるごとに新たな感動を提供。